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通貨の関係性 メジャー通貨とマイナー通貨とは 世界の9割に絡む米ドルの重要性とは

FXで取引される通貨には、値動きなどに現れる関係性があります。

 

通貨の関係性を、全ての通貨で覚えるのではなく、大きく分類された種類の通貨をカバーすることで、おのずと全ての通貨に関係していきます。

 

通貨の分類とは、為替では、メジャー通貨とマイナー通貨の2種類に分類されます。

 

そのメジャー通貨に分類される通貨を知ることで、おのずと全ての通貨に関係してくるという解説を、以下で進めます。

 

メジャー通貨とマイナー通貨

まずは下図をご覧下さい。以下の通貨は、市場シェアが1%以上ある通貨から分類されています。

 

メジャー通貨とマイナー通貨
メジャー通貨とマイナー通貨

通貨の市場シェアのほとんどは、1桁の数字でランクされる中、トップ4だけは2桁のシェアを誇ります。

 

その内のトップに位置する米ドルは、市場シェアのほぼ9割を占めます。*国際決済銀行(BIS)調査

 

  • 通貨 市場シェア ※200%での調査
  • 約85% 米ドル
  • 約39% ユーロ
  • 約19% 日本円
  • 約7.6% 豪ドル

 

マイナー通貨は、日本のFX会社でも扱われていない通貨が多くあります。安定性の問題や、上図にあるように地域的な取引しか行えないことなどあって扱われていません。

 

取り扱いがあるFX業者でも、その地域での為替市場が開いている時間帯だけでの取引になります。

 

例えば日本円が地域的取引しか出来ないマイナー通貨だったら、世界中のどこからでも、日本円の取り扱いは日本時間の9時から19時程度の間だけしか取引が出来ないことになります。

 

 

 

通貨の中心は米ドル

前項の調査結果から分かる通り、世界の全取引の9割近くに、米ドルが関わっています。

 

それはつまり、世界の通貨の中心は米ドルという事が言える裏づけになります。

 

この背景には、第二次世界大戦後の各国では、通貨価値が不安定になった事にあります。戦勝国で安定した価値があった米ドルは、いつでも米ドルと金を交換するという約束で世界に米ドルを流通させました。

 

その約束を一方的に破棄したニクソン・ショックから、現在の変動制の通貨レートになったのですが、そういった背景から米ドルが中心となった、ドル本位制になりました。

 

また、米ドルは基軸通貨とも言われるのですが、それは以下のような仕組みからです。

 

  • 基軸通貨 とは
  • 決済通貨(国際取引に使用)
  • 準備通貨(各国が外貨として保有)
  • 基準通貨(各国通貨の価値の基準となる通貨)

 

これらの用途に、米ドルが各国で用いられていることから、全世界の通貨取引の9割近くを、米ドルが占める事になっています。

 

そして、主にその米ドルの特徴を知ることで、関係通貨の関係性を捉える事が出来るのです。

 

米ドルと世界の関係

米ドルは、まず全ての通貨に米ドルの価値の変動は影響するという事です。

 

全世界の取引の9割近くに関わる米ドルの価値が、その他の通貨に影響を及ぼすという事は、至極当然といえます。

 

ですから、その他の通貨の値動きを見るには、米ドルの値動きも合わせて見る必要があるのです。

 

米ドルの値動きに合わせて価値が変動する、連高連安といった動きが出てきます。

 

その他、米ドルを発行するアメリカの中央銀行FRBの金融政策は、アメリカだけでなく、世界に影響を及ぼします。

 

FRBが世界の取引9割に絡む米ドルに関する政策を行えば、世界の通貨に影響が出るという事です。

 

 

 

 

 

また、基軸通貨である米ドルは、安すぎても高すぎてもいけません。絶対的な価値でなく、相対的に経過等から価値を計ります。

 

こういった米ドルの観測からも、世界の通貨の変動が起こります。

 

要約

世界の通貨の動きには、米ドルが少なからず関わってくるということ、そして米ドルでない通貨を取引する際にも、米ドルの動きを確認する必要があるという事です。

 

世界に数ある通貨それぞれの関係を理解して取引を行うという事は難しいですが、その全取引9割近くに関わる米ドルがほとんどの通貨に関係性がある事を知っているのといないのとでは、全く取引が異なってきます。

 

通貨にはメジャー通貨とマイナー通貨という分類があること、そしてそれぞれ取り扱いが異なること、基軸通貨という米ドルが中心を占めるという大体の理解でも、十分ですので参考にして頂ければ幸いです。

 

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