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FX取引の最低取引単位ロットと最低資金の違い レバレッジとの関わりを解説

FX取引には、注文をする時に最低取引単位というものが設けられています。

 

そしてFX取引を始めるときには、当然、資金が必要になります。

 

どの程度、資金があるとFX取引を始めることが出来るのか、また、どの程度、必要なのか。

 

それは最低資金という事になります。

 

その最低資金と、最低取引単位は、同じようで異なるものです。

 

それはFX取引の仕組みが関わっています。詳しく見ていきましょう。

 

最低取引単位とは なぜあるのか

最低取引単位とは一体何なのでしょうか。それは読んで字のごとく、FX取引で注文を出す際に、必要な最低の単位です。

 

この単位(数)は、注文を出すFX会社によって異なりますが、最近は共通した単位(数)に設定されています。

 

その単位(数)は、10,000(1万)です。ある通貨に注文を出すときに、最低1万通貨からしか注文できないという事になります。※1通貨から注文できるFX会社もあります。

 

例にすると、アメリカのドルを注文する場合、1万ドルから注文する事になります。

 

そもそも、この最低取引単位はなぜあるのでしょうか。

 

FX取引の注文は、コンピューターで処理されることがほとんどで、そのおかげで基本的に24時間の取引が可能となっています。

 

ですが、注文がコンピューターで自動で処理されるからといって、膨大な注文は無理があります。

 

これは人間が処理するのことと同じで、注文が多すぎると無理が起きるのです。

 

例えば、1回の注文で1ドルずつなど、細かい注文ばかりだと、流通上も好ましくありません。

 

ある程度、まとまった数を取引することで、流通の効率を良くして、また注文の効率も良くしようということになっているのです。

 

  • ■同じ1万ドルを注文する場合
  • ・1ドルの注文を、1万回
  • ・10,000ドルの注文を、1回

 

同じ1万ドルを取引するのでも、極端な例ですが上記のような違いになって、効率を良く注文が出来るように、注文の処理に負担が少なくするために、最低取引単位があります。

 

最低取引単位の弊害と妥協点

最低取引単位の成り立ちは上で説明したとおりです。しかしそういった事情はあくまで注文を受ける側の都合で、注文をする側には利点はあまりありません。

 

この最低取引単位があることで、1ドルや2ドルなど少ない単位を購入して、実際にFX取引を試してみたい、という事が出来ません。

 

1ドルが100円なら、1ドルの購入は100円(スプレッドを除く)ですが、最低取引単位があると、10,000ドルからの購入になり、資金は100万円以上が必要になる事になります。

 

 

 

しかし、ここに最低取引単位と最低資金の違いがあります。

 

下で詳しく説明しますが、10,000ドルの購入で100万円が必要になるのなら、あまり多くの人がFX取引を始めないと思います。

 

最初にそれだけの費用が必要になるわけですから、よほどの事がない限り、気軽になんてとてもFX取引を始める事はないと思います。

 

ですが、FX取引は今最も一般的な投資として、多くの方たちが利用しています。

 

まずはひと言で言うと、10,000ドルの購入で必要な費用は、1ドル100円なら4万円程度です。

 

こういった少ない費用で始められる事が、FX取引の魅力だと思います。

 

最低取引単位と最低資金の違いを知ると、そういった金額の違いが分かります。

 

また、その違いが最低取引単位の、注文する側の妥協点とも言えるのです。

 

最低資金はレバレッジで異なる

上で妥協点として説明しましたが、解決点ではないのでしょうか。

 

最低取引単位は、注文を受ける側の都合によるもので、それを解決する注文する側の利点はないと思います。

 

ただ妥協できる点として、レバレッジというFX会社が提供する仕組みを利用する事が、その妥協点といえるのではないでしょうか。

 

 

 

レバレッジについて簡潔に説明すると、資金の倍相当の取引が出来るサービスをいいます。

 

例にすると、レバレッジ25倍なら、4万円で100万円の注文が出来ます。

 

これはFX取引の差金決済方式で、レバレッジという仕組みが成り立っています。

 

こういった仕組みに関連する事柄は、専門のページで説明していますので、あまり詳しくないという場合は、そのページをご覧頂く事をおすすめ致します。

 

そういうFX会社によるサービスで、FX会社が受ける注文の負担を軽減する事への、最低取引単位という協力に、妥協といえるです。

 

また、最低取引単位が1単位等のミニ取引なら、もっと少ない費用で取引が始められます。このミニ取引については、下で説明しています。

 

最低取引単位はロットという単位

最低取引単位の取り扱われ方についての説明になります。

 

最低取引単位はロット(LOT、lot)という呼び方をします。取引画面などでは、1LOT、1lot、1Lなどありますが、指している意味は同じです。

 

表記の仕方は異なる場合がありますが、このロットは、FXを扱っているところはすべて共通です。

 

注文を出す際は、1ロット、2ロットという単位になります。つまり、最低取引単位が1万なら、1万通貨、2万通貨という取り扱いになるわけです。

 

最低取引単位が1万の場合は、例えば、15,000ドルを購入することは出来ない、ということになります。

 

そういった数量を購入したい場合は、1,000単位以下の注文が可能なFX会社の利用が適しています。

 

取引単位でFX会社を比較する事が以下のページで出来ます。

 

最低取引単位は通貨や取引方法で異なる

最低取引単位は、注文をする通貨によって異なります。

 

FX取引は売買がペアになっていますので、その売り買いする通貨を通貨ペアとして、それぞれにスプレッド(手数料)などが決められています。

 

その通貨ペアごとに、最低取引単位も異なります。

 

これもFX会社によって違いはありますが、不安定な通貨とのペアは最低取引単位が多いという事があります。

 

例にすると、最も利用されている通貨ペアの米ドル/円は、最低取引単位は1万単位。香港ドル/円の最低取引単位は10万単位という事があります。

 

ただし、FX会社によっては1~1,000単位があり、ミニロット、また少ロットと呼ばれることがあります。

 

これによって必要な費用も大きく変わります。レバレッジの有無で比較してみます。

 

  • ■1,000ドルを注文する費用(1ドル100円の場合)
  • ・レバレッジ無(1倍) 1,000×100=10万円
  • ・レバレッジ有(25倍) 1,000×100÷25=4千円

 

この例の場合、レバレッジ有で1ドルが1円増減すると、1000円の損益が発生する事になります。

 

通常の単位と、ミニ単位の2種類から注文単位を選べるFX会社もあります。

 

最少取引単位が少なければ、細かく注文が出来るので、注文する側には利点になります。

 

こういった点も、FX会社を選ぶポイントになると思います。

 

おさらい

レバレッジについて、なぜ25倍なのか、25倍だけの例なのか、そんな疑問を持たれた方もいると思います。

 

レバレッジはFX会社によって異なりますが、ほとんどが固定です。その中で最も多い設定値が25倍なのです。

 

つまり25倍の状態でしか注文は出来ず、上の例にあるような、レバレッジ無し(1倍)やレバレッジ12倍などという注文は出来ません。

 

しかし、レバレッジ分が発生しない注文をすることで、1倍相当の注文が出来るのです。

 

1ドル100円の場合に10,00ドルを買う時は、実際に必要な100万円を資金として用意する事が、レバレッジ1倍と言えます。

 

そういった注文の仕方を、レバレッジを効かせない、などといいます。

 

反対に、資金のレバレッジ分の倍数相当を取引する事を、レバレッジを効かせる、といいます。

 

レバレッジを効かせない場合は、実際に必要になる費用を口座に預けておいて、注文に支払う額はレバレッジ相当とするだけです。

 

  • ■1,000ドルを注文する費用(1ドル100円の場合)
  • ・レバレッジ無(1倍) 必要な資金=10万円
  • ・レバレッジ有(25倍) 必要な資金=4千円

 

実際に資金がない場合や足りない場合が、FX取引の決済方法である差額を、活用するという意味の通りになるわけです。

 

 

 

この仕組みには、FX取引で実際に代金として支払う方法(差額決済方式)や、口座に必要な証拠金が関連しています。

 

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