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FX売買の注文で通貨の指定がない訳 仕組みを理解する必要

FXを始めて、いざ注文という所まで進んだ時、ふと疑問になった方は多いと思います。

 

FXの注文での売り買いは、通貨の指定がない事がほとんどです。

 

そのため、通貨ペア「ドル/円」などでは、ドルを買う、円を買う、という注文の仕方でなく、単に「売る買う」だけの注文の仕方です。

 

通貨ペア「ドル/円」の取引の流れは「円→ドル→円」なので、新規注文(円→ドル)は「円で買ってドルにする・円を売ってドルにする」という方法しかありません。

 

そのため、新規注文は「ドルを買う・円を売る」の二通りなので、新規買い注文は「ドル買い」新規売り注文は「円売り」となります。

 

反対の決済注文(ドル→円)は「ドルで買って円にする・ドルを売って円にする」となりますので、決済買い注文は「円買い」決済売り注文は「ドル売り」となります。

 

しかし「売る・買う」に通貨の指定がない事に戸惑う方は非常に多いですし、慣れがなければ当然です。

 

そこについて例や画像を交えて解説をしていきたいと思います。

 

通貨ペアの見方「対/内」

まず最初に、FXの通貨ペアについての見方を紹介します。

 

  • 例 通貨ペア「ドル/円」
  • 例 通貨ペア「対/内」

 

FXの通貨ペアの表記は、左が「対外通貨」右が「対内通貨」という意味です。

 

通貨ペア「ドル/円」「ユーロ/円」などは、円に対するペアなので、「対円ペア」とされます。

 

そのため、通貨ペアを「対/内」として説明を進めています。

 

要点は以下の通りで、売買はFXの仕組み上必ずこうなります。

 

  • 通貨ペア「対/内」
  • 新規注文の「買い」は対通貨、新規注文の「売り」は内通貨。
  • 反対注文の決済は「買い」は内通貨、「売り」は対通貨。

 

次項から詳細に解説しています。

 

例から分かる注文画面の見方

解説は、FXの注文画面を下の画像を例として進めていきます。

 

FX会社などで注文の画面はそれぞれですが、注文のタイプ(成行等)などのポイントは同じです。

 

注文画面例
注文画面例

左上の「USD/JPY」は「ドル/円」という意味です。右上の「BID(売) 0.3(スプレッド) ASK(買)」は売値と買値で、その間は手数料です。

 

 

 

その下の「注文」は、注文のタイプで、それぞれを指定して注文をします。

 

その下の「売買」が、新規注文が、「売/買」、そのどちらなのかの指定です。

 

この「売/買」に戸惑う方が多いです。ドルを売るのか、円を売るのか、ドルを買うのか、円を買うのか。

 

通貨の指定がないため、「売/買」がその4通りのどれなのかが分かりにくいのです。

 

注文でその4通りしかあり得ません。売り買いは、あり得る一通りから自分で判断するのです。

 

売買は4通りから自分で判断する

前項では、注文画面の見方を解説しています。

 

そして、売り買いは通貨の指定がなく、売り買いの通貨はあり得る一通りの中から、自分で判断する必要があるのです。

 

通貨ペアが「ドル円」の場合は、売り買いは「ドルを売る、円を売る、ドルを買う、円を買う」の4通りがあります。

 

この中から望む注文になるように、場面によって「売/買」から選ぶ事になります。

 

多少、慣れが必要になってきます。前項の注文画面の例では、一番上の左に「新規注文」とあります。

 

注文画面例
注文画面例

この「新規注文」と、反対の「決済注文」が前述の4通りを絞ることになります。

 

新規は2通りの方法に縮小

前項で挙げた、通貨ペア「ドル/円」での売り買いは「ドルを売る、円を売る、ドルを買う、円を買う」の4通り。

 

そして、注文が「新規/決済」のどちらかで、その一通りの選択肢が縮小されることを説明しています。

 

まず、通貨ペア「ドル/円」は、円が主体のFX取引です。専門用語では「対円」ペアとも呼ばれますが、「ユーロ/円」「ポンド/円」なども「対円」、つまり円で損益になる取引です。

 

日本のFX会社で、円で取引をする場合は「対円」です。

 

対円は、円に対する通貨で損益を求めるFX取引ですので、ペア「ドル/円」では、まず「円を持っている」所から始まります

 

そのため、新規は「ドルを売る、円を売る、ドルを買う、円を買う」の2通りという事になります。

 

対円での新規注文は「円を売る、ドルを買う」という選択肢しかあり得ないのです。

 

これらから、おのずと「ドル/円」での新規注文の『「売」は「円を売る」』『「買」は「ドルを買う」』という事になります。

 

ドル円での新規買い注文はドル買い

前項の最後で、通貨ペアの「新規/決済」によって、「売/買」はおのずと取引する通貨が決まる、という事まで説明が進みました。

 

振り返ると、「ドル/円」での新規注文の『「売」は「円を売る」』『「買」は「ドルを買う」』です。

 

その反対の決済注文では、『「売」は「ドルを売る」』『「買」は「円を買う」』です。

 

つまり、注文画面で、売り買いに通貨の指定がない場合は、こういった仕組みを理解していなければいけません。

 

 

 

要点

注文のたびに、これまでの事を改めて考えて注文するのは、効率的でなく面倒です。

 

注文に慣れれば、通貨ペアによる新規注文の売り買いが何の通貨へなのかを、自然とすぐに判断できるようになります。

 

注文画面例
注文画面例

例えば「ドル/円」の新規”買い”注文は「ドル買い」、新規”売り”注文は「円売り」。

 

こういった判断がすぐに出来るようになるのですが、最初は戸惑うことが普通で、徐々に慣れていきます。

 

理解する方法はそれぞれで良いです。最後に通貨ペアの表示から、新規決済の売り買いが何の通貨なのか分かる見方を紹介します。

 

通貨ペア表記で注文通貨を判断

FXの通貨ペア表記「ドル/円」等で、「売り買い」注文に対する通貨が何なのか、一目で分かる一例があります。

 

以下のように、例では「ドル/円」「ユーロ/円」ですが、対円など内に対する通貨が左の場合は、こういった見方が可能です。

 

通貨ペアで注文通貨を判断
通貨ペアで注文通貨を判断

新規買いは左の対通貨、新規売りは右の内通貨という事が表記から分かります。

 

冒頭で挙げた要点が以下です。

 

  • 要点
  • 新規注文の「買い」は対通貨、新規注文の「売り」は内通貨。
  • 反対注文の決済は「買い」は内通貨、「売り」は対通貨。

 

対円など内に対する通貨が左の場合、上の例では、新規買いは「ドル買い」「ユーロ買い」、新規売りは「円」。

 

決済売りは「ドル売り」「ユーロ売り」、決済買いは「円」であることが、通貨ペアの表記からも分かります。

 

急ぎで注文をしたいが「売り買い」が通貨のどちらか戸惑った場合など、通貨表記から判断できる一つの確認方法として知っておいて損はないと思います。

 

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