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FX取引のリスク回避の仕方 リスクへの備え方 リスク管理の徹底のすすめ

投資では、FXに限らずリスク管理が必要です。長期でポジションする場合などは尚更の事。

 

リスクをどう察知するのか、察知した場合はどう対処するのか、といった備えが必要になります。

 

では、どういったリスク管理が一般的なのか、順に解説を進めていきます。

 

リスク要因をメモ

結論から申し上げますと、想定できる全てのリスク要因をメモしておきます。

 

そのメモに書かれている要因を取引の前に確認し、その時々で判断の基準とします。

 

例えば、北朝鮮の動向がリスク要因と考えるなら、取引前、取引中、その日の取引時間内には、北朝鮮の情報を注視します。

 

そして何らかの情報があったときには、どういった対応をするのか、急激な円の値下がり、値上がりが発生した場合、どう行動するのか、そういった事も含めてメモにしておきます。

 

すると、いざリスク要因が発生した場合には、慌てずに対応が出来るという事になります。

 

書き方、書式に決まりはありませんので、ご自身で分かりやすいようにメモを作成しておくと良いでしょう。

 

リスク発生での損切り

前項で解説した、メモにしたリスク要因が発生した時の、最も考えうる対応に一つに、損切りがあります。

 

その損切りについても、具体的に想定をしておくと良いでしょう。

 

具体的には、投資額に対してどれだけの額が含み損として計算できた場合、損切りを実行するのか、という事です。

 

さらに具体的には、一日の平均的な収益額の何倍という具合です。

 

損切りの反対は、利益確定を略して利確といいます。その利確も意識していなくてもほとんどのトレーダーがしていると思います。

 

注文を出したら大よそどれくらいの収益になったら、これ以上さらに収益が望めそうでも、決済して利益を確定させることが利確です。

 

デイトレーダーなら、一日に1万円、10万円、といった切りの良い金額を日の目標金額にしていることがあります。

 

もしくは切りの良い通貨額までの値動きを目安に取引をすることがあります。

 

ここでは目安額で解説を進めますが、一日の取引の収益額の1倍、3倍、5倍、という倍数を、損切りの実行基準に設けます。

 

1日の平均収益額が1万円の場合、3倍の3万円という含み損の状況になった場合、損切りを実行するという事になります。

 

あくまでもこれは設定値で、状況に応じて変更してはいけません。不利な状況に値動きしているが、あまり急激でなく緩やかな値動きだから損切りの設定を変更しよう、というような事は良くありません。

 

この設定にはよくよくご自身の性格も踏まえて考える必要があります。

 

不利な状況になった時、つまり買った通貨の値段が下がってしまったら、ご自身はどういった心境になるのか。

 

慌ててしまってすぐにでも売ってしまいたくなるのか、熱くなって値段が戻るまで絶対に売らないというようになるのか、などです。

 

そういったご自身の性格も踏まえて、少し設定値を上げる、または下げるという事も良いでしょう。

 

プレッシャーがかかると冷静な判断が出来なくなりますから、日ごろから想定しておく必要があるのです。

 

あくまで当項の解説は一つの設定例に過ぎません。設定値や設定方法は自由ですが、むやみに変更することが望ましくないということは共通していると思います。

 

証拠金を損切りの目安にする

損切りについての設定は一例で、あくまでも口座に余分に資金があることを前提とします。

 

ハイレバレッジは危険という見方がほとんどですが、ある見方では気軽な面、取引を長引かせない面があるという事が言えます。

 

 

 

最大25倍のレバレッジなら、1万円の証拠金で25万円のポジションが持てます。

 

こういった取引では、証拠金と同じ金額、1万円を損切りの判断基準としてしまう事があります。

 

反対に低レバレッジで、同じく25万円のポジションを1倍レバレッジで保有するなら、25万円の資金が必要になります。

 

どちらのポジションも突然のリスク要因のメモに書いてあった出来事などがあり、早々にポジションを決済することになったら、値動きの額にもよりますが、低レバレッジの方が資金へのダメージが大きい場合があります。

 

低レバレッジの場合は、レバレッジが低い分、利益を求めるには多くの値動きがなければいけませんから、不用意に値動きを待ってしまうケースが、ハイレバレッジの場合より多い事があります。

 

ハイレバレッジは収益よりもリスクに対する注意の方が多い傾向にあり、また少しの値動きでも収益が求められる分、取引を長引かせない傾向があり、痛手を負わない場合が少なくないのです。

 

口座の資金に余裕があって、ハイレバレッジで少ない証拠金で取引するという感覚であれば、損切りも気軽に、低レバレッジより比較的、損切りの判断は早いという事になります。

 

リスク分散は必要ない

投資ごとでは、分散投資という考えがあります。

 

同じ額を投資するなら、株式の場合なら複数の会社の株を購入することで、会社が倒産した場合のリスクを軽減させることが出来ます。

 

そういったリスクの分散は、FXの場合、通貨への投資ですから、あまり意味を持ちません。

 

通貨の価値がなくなる事は、その通貨を発行している国がなくなるか、経営状態が完全に破綻するか、そういった通貨危機的な状況にならない限りありえないからです。

 

もともと、FX取引が可能な通貨は、安定しているとみなされている通貨が取引できるのです。

 

不安定な通貨は、FX業者はリスクがあるため、扱いたがらないのです。有名な通貨ですと、韓国のウォンは日本でFX取引がされていません。

 

これはウォンが不安定だという見方だからなのです。

 

そのため、FX業者を通して取引できる通貨は大よそ安定しているので、リスク分散のために複数の通貨ペアで取引する必要はないのです。

 

その通貨を発行している国の情勢などに精通しているなどの事情があれば、一つの通貨ペアに絞って取引することも、FXでは珍しくありません。

 

アメリカだけに情報収集を絞って、米ドル/円だけの取引に集中するというトレーダーも多くいます。

 

その他、一つの通貨が不安定になった場合、その通貨の他のペアの値動きも連動しますから、リスク分散は意味がないのです。

 

ユーロの価値が下がったなら、円/ユーロ、ドル/ユーロ、セント/ユーロなど、対ユーロの通貨ペアは、ユーロの価値がいずれも下がります。

 

こういった理由から、FXでのリスク分散のために、通貨ペアを複数、取引することはあまり意味がないのです。

 

リスク分散するなら取引方法で

前項でFXでのリスク分散について解説をしました。そして複数の通貨ペアに投資することは、リスクの分散にならないと言う事でした。

 

株式でいう銘柄、FXなら通貨ペアでリスクの分散をする事にあまり意味のない事をこれまでに解説しています。

 

しかし、どうしても何らかの事情で、FX取引でもリスクの分散をしたい、という場合には、取引の方法でします。

 

デイトレード、スイングトレード、スワップトレードと、取引の方法を組み合わせることが良いでしょう。

 

短期、中期、長期の投資を組み合わせることで、それぞれの投資にかかるリスクを分散させるという見方も出来ます。

 

資金に余裕があってリスク回避を考えるなら、取引方法を組み合わせることで、リスクの分散といえると思います。

 

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