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取引時間から分かる値動きパターンを狙う 東京為替市場のクセとは

FXではなく、銀行に行って外貨を交換してもらう時、レートは銀行側の提示額になります。その額は為替レートと違い、大きくは違いませんが銀行独自の金額になります。その値段は一日に一度、仲値(なかね)として午前10時ごろに決定されます。

 

銀行のTTS・TTBの決定方針は明らかでありませんが、外国為替市場の値段が参考にされていると言われています。

 

TTBとは、Telegraphic Transfer Buying rate の略。銀行が顧客に対して外貨を買い取る(外貨を円に交換する)ときに用いられるレート(値段)の事。

 

TTS とは、Telegraphic Transfer Selling rate の略。銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨に交換する)ときに用いられるレート(値段)の事。

 

その仲値が決定されると、一日や週間などすでに外貨での支払いが決まっている企業などが、銀行に支払いなどの依頼をします。

 

その動きもパターンになり、東京市場のクセとも言われます。そういった動きを、FXでは、長期の値動き、変動にはマーケット(市場)ごとにクセがあるといわれます。

 

円に最もかかわりがある東京市場についてのパターンを、米ドルで見ていきます。※東京市場とは、実際の場所の事ではなく、あくまで日本時間の平日午前9時から午後7時頃を指します。

 

東京市場 1日のパターン

平日の午前10時に、TTS・TTBのレートが決まります。

 

そのレートは仲値(なかね)といいます。

 

この仲値決めがされてから、ある事が起こります。

 

それは、一日の中でのパターンによる送金や支払いです。これを実需筋といいます。投資を目的は投機筋といいます。

 

実需筋である個人や企業がパターンで外貨で支払う時は、銀行口座から支払いますのでやはり銀行を通します。その時、円を銀行が外貨に換える作業が関わってきます。

 

その時の作業が外国為替市場に影響を及ぼします。円をドルに換えるなら、ドル買いが進みますからドルの価値が上がる、円の値段が上がるという動きに影響を及ぼします。

 

つまり、午前10時ごろに実需筋からまとまった注文があるため、円安に進む傾向があるという事です。また、ドルが堅調になるという事も言えます。

 

午前10時
時計

では、その反対はあるのでしょうか。外貨を支払いで受け取る場合は、相手側の都合で支払いが行われるため、午前10時頃というわけではないので、影響は考えられません。

 

東京市場 週間のパターン

ドルを売るか、ドルで買うか、そういった状況(ドル建)で休日をまたいで週明けを迎える企業が、ドルを必要とする日が週明けや休日明けになります。

 

その事から、つまり、週明け休日明けはドルの注文がまとまってあると考えられています。日本企業は前項の1日のパターンで解説した通り、ドルを買う動きですから、週明けはドル高・円安の傾向があります。

 

また同じく、週末(金曜日)もドルの売買での状況で、週をまたがないように済ませようとする動きがあり、週明けと同じような傾向になります。

 

週末 週明け
週末 週明け

東京市場 月間のパターン

月間でのパターンも、注文が固定されている実需筋の影響が考えられます。

 

外貨での支払いのために、その都度、円を外貨に換えるという事は効率的ではありません。1日や週間でのパターンはその時に外貨の交換がされていますが、月間では次のような動きが考えられます。

 

支払いなど外貨を用いる企業は、ある程度の外貨を保有しています。その外貨の補充などが月間で行われるので、その日にちにドル高・円安の傾向がみられます。

 

企業の外貨の補充はそれぞれの日程で行われますが、ある程度、予測されているのが、ゴトビ(5の倍数日)です。

 

5日、10日、15日、20日、25日、30日、がゴトビになります。

 

ゴトビ
ゴトビ(

ただし、20日以降のゴトビは、ドルを売って国内の支払いのために円に換える動きが考えられるため、ゴトビは20日以前の方がドル高が顕著のようです。

 

東京市場 年間のパターン

年間でのドルが売られる月があります。それは米国国債などの外国債券の利払い月です。

 

その月は、2月、5月、8月、11月です。つまり国債の利子を払う月ですので、利子をドルで受け取った投資家などが自国通貨に換える動きにつながるため、円安になると考えられています。

 

東京市場の取引傾向

これまでに解説を進めた東京市場(日本時間平日9時~19時頃)の値動きの他に、東京市場を含む三大市場の取引傾向から、値動きを知るという事も、以下からご確認いただきたいと思います。

 

 

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