Home
Home > FX「為替売買動向/ポジション比率」の見方と活用方法 トレンド予想と投資家予想を見る

FX「為替売買動向/ポジション比率」の見方と活用方法 トレンド予想と投資家予想を見る

為替相場の動向を知る上で、発注済の注文と未決済のポジションを確認して、大まかなトレンド等を見ることがあります。

 

通貨ペアによって、どれだけの売り注文・買い注文が出されているか、未決済のポジションはどうなっているのか、それらをグラフなどで公表されています。

 

その公表を為替売買動向、一般にポジション比率と呼ばれ、店頭取引所によってその有無や名称が異なります。

 

FX会社OANDAでは外国為替注文書として公表されていて、類似では代表的なCFTC(全米先物取引委員会)が毎週発表している、IMM(International Monetary Market)の通貨先物ポジションが有名です。

 

ポジション比率とは 為替売買動向

外国為替証拠金取引(FX)の売買の状況は、日本では東京金融取引所が「売買別建玉数量(為替売買動向)」として、前週火曜日(取引日)終了時点に直近4回分をくりっく365サイトで掲載しています。

 

この為替売買動向は、取引所取引でのサービスで、店頭取引所(FX会社)とは異なります。

 

FX会社は、それぞれ注文やポジションの状況が違うので、その為替売買動向もそれぞれ違ったものになります。

 

FX会社によって、為替売買動向(ポジション比率)を公開している会社、していない会社があります。

 

また、取引所取引の為替売買動向は毎週火曜日の更新ですが、FX会社の為替売買動向の更新頻度はリアルタイムや5分毎など様々です。

 

ポジション比率 更新頻度の違い
ポジション比率 更新頻度の違い

為替売買動向の内容は、公表している取引所によって異なりますが、その内容や共通点を見ることで、現在の取引トレンドの判断材料になるのです。

 

ポジション比率の見方

ポジション比率の公表は、下の図のように公表されることがあります。

 

ポジション比率 未決済の注文 例
ポジション比率

上図は、あるFX会社の売買注文の未決済状況を表しています。

 

黄色の線を現在価格として、注文の状況が上下左右に分かれています。

 

グラフの長さは注文の量で、グラフの伸びで注文が集まっている価格が判断できます。

 

同じ価格で売り買いそれぞれの注文が出されているのに、約定していないのは、その売買が成立する状況が指定されていて異なるからです。

 

97円で売り注文が出されていても、指値で97円に価格がなったら売る、という条件などがあるため、同じ97円の買い注文が出されていても、それらは約定しないのです。

 

そういった細かい注文の内容までは把握できませんが、為替売買動向は注文の量をみることが可能です。

 

 

 

為替相場の傾向をみる

為替売買動向(ポジション比率)から、為替相場の傾向をみる事があります。

 

それはトレンドの流れをみる際に、この傾向はどれくらいまで継続するのか、他の投資家たちはどう判断しているのか、という点をみます。

 

経済指標や地学的リスクの発生など、相場が動いた時に、その動きはどこまで続くのか、という例があります。

 

下の図は、ストップロスで注文状況を見て継続が判断される例です。

 

ポジション比率 ストップロス
ポジション比率 ストップロス

上図は極端な例ですが、100円の売り注文が多くなっています。

 

重なっているチャートは、傾向が100円を上回って、その後に100円を割っています。

 

このチャートのような値動きを予想して、100円は突破するが、その後に失速するという予想から、100円の売り「ストップロス・損切り」注文が多く出されていると見ることが出来るのです。

 

こういった場合、投資家の多くは現在のトレンドの上値は100円付近とみていると判断できるのです。

 

また、100円以上の続伸となるだろうという見方など、多くの相場予想も同様に見ることが出来ます。

 

この判断が、一つの判断材料とされていて、為替予想などでもストップロスを見る判断がされています。

 

ストップロスに限らず、為替売買動向(ポジション比率)の注文量を見ることで、一つのの為替予想が出来るという事です。

 

総括

FXにおいて、発注済の注文と、未決済のポジションそれぞれを、取引所取引・店頭取引どちらでも公表されています。

 

店頭取引はFX会社それぞれ公表の有無と内容は異なります。内容の違いは、FX会社への注文がそれぞれ異なるからです。

 

その公表されている為替売買動向(ポジション比率)で、通貨ペアごとに価格別に注文量をみることができます。

 

為替売買動向をみて、現在の傾向を判断する事が出来ます。また、他の投資家たちはどう判断しているのか、注文が比較的集まっている所でそれを見ることが出来ます。

 

その結果を自身の判断材料に出来るというのが、為替売買動向(ポジション比率)の主な利用方法です。

 

FX利用者の多くが取引に用いているFX会社(店頭取引)では、為替売買動向の公表をしているFX会社は少ないです。

 

下のFX会社比較にはその有無が記載されていますので、FX会社を選ぶ際には参考にしていただきたいと思います。

 

最新記事

FX売買の注文で通貨の指定がない訳 仕組みを理解する必要

FX売買の注文で通貨の指定がない訳 仕組みを理解する必要

FXを始めて、いざ注文という所まで進んだ時、ふと疑問になった方は多いと思います。FXの注文での売り買いは、通貨の指定がない事がほとんどです。そのため、通貨ペア「ドル/円」などでは、ドルを買う、円を買う...
FX取引の売り注文からの始め方 FXは売る事から取引を始める事が可能

FX取引の売り注文からの始め方 FXは売る事から取引を始める事が可能

FX取引において、売り注文から始める方法、新規売り注文についての説明です。FX取引の売り注文からの始め方は、その通り、売ることからFX取引が始まる事です。普通のFX取引は、日本円で外貨を買って売り、その額...
FX相場に関わる金融政策と日本銀行について 国内政策が外国為替に影響する理由

FX相場に関わる金融政策と日本銀行について 国内政策が外国為替に影響する理由

金融政策とは、国が自国通貨の国内価値を安定させるために行います。それは、日本銀行が通貨を安心して使用できるようにするという、銀行の機能に基づいているのです。その安心して使用できるということに、対内...
米国債など国庫債券の解説 利回りの決まり方 利息の違いとは 為替への影響の何故

米国債など国庫債券の解説 利回りの決まり方 利息の違いとは 為替への影響の何故

国債など債券についての解説です。国債とは債券の一種で、その債券は有価証券に類します。有価証券のその他は、株式や社債、公社債、小切手や手形など。有価証券とは、それ自体に財産的な価値がある券の事で、現...
ファンダメンタル分析の対象になる実例 取引材料の実際の出来事から学ぶ

ファンダメンタル分析の対象になる実例 取引材料の実際の出来事から学ぶ

FX取引では、ファンダメンタル分析が重要になる、という記事からの派生になります。取引材料6選とはFX取引に取り掛かる前の確認事項...FX取引を始める前、ファンダメンタル分析を行う事が推奨され、テクニカル分...
FX取引前の確認事項 取引材料6選 とは 国債利率や地政学リスク、災害や他投資等

FX取引前の確認事項 取引材料6選 とは 国債利率や地政学リスク、災害や他投資等

FX取引では、ファンダメンタル分析が重要になります。取引を始める前、デイトレードならその日に取引を始める前に、ファンダメンタル分析を行います。テクニカル分析でなくファンダメンタル分析が、ご自身に独自...
FX取引の値動きを知る デイトレードに必要な一日週間の平均的な値動き

FX取引の値動きを知る デイトレードに必要な一日週間の平均的な値動き

FX取引について、よくある質問の一つをピックアップしたいと思います。FXを始める方が思う一般的な質問は、通貨の値段に関する質問が多くあります。その値段についての質問は、どれだけの値動きがあるのか、とい...
more

FXとは

FXの注文について

テクニカル分析について

ファンダメンタルズ分析について

FXの専門用語

FX会社の比較 検索